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2008.09.18
ハリモトです

先日、プロ野球中継の生字幕テストが行われましたのでその模様をちょこっと紹介します。

まず、スポーツ中継の字幕化は、スピーディな場面展開や情報量の多さから
今まで非常に困難とされていました。
ですが今回は、「プロ野球中継」においていかにしてリアルタイム字幕を実現させる
かというのが大きな目的。

そこで今回僕に課せられた仕事はというと、字幕オペレーターさんに
生中継のCMに入るタイミングや選手交代などの情報をマイクで指示を出し、かつ
CMの前後で字幕送出を制御するパソコンを操作するという内容。


本番前、気が付けば字幕サブの周りには大勢の見学者が…!!
テストとはいえ、本番さながらの緊張感がサブ中を包み込んでいました。

ヘッドホンを装着し、スタンバイOKの字幕オペレータのみなさんの配置は、
テニスのダブルスのような【前後2人1組】×2ペアのフォーメーション。


前衛のオペレータが字幕を打つ。⇒「ハイ!!」の掛け声。
      ↓
      ↓後衛にバトンタッチ
      ↓
後衛のオペレータが字幕を打つ。⇒「ハイ!!」の掛け声。


放送スタートと同時に、ビックリするようなタイピングスピードで
打ち込みがはじまる!!

“パチパチパチパチ”というタイピングの音が、静まり返ったサブ中を切り裂く。
あまりのスピードに僕の中で緊張感がどんどん増していくのがわかりました。

実況・解説のアナウンスをヘッドホンで聞きながら、正確かつ端的に要約して
打ち込む。CMに入るまで一心不乱にですよ
驚いたのも束の間、ある心配事が僕の脳裏をかすめました。

「僕のマイクアナウンスが、タイピングの邪魔にならないか?」
「どこまでの情報を必要とし、どのタイミングで伝達すればオペレータさんはリズムを崩さないか?」


それから高校野球で中継の流れは知っているつもりでしたが、なかなかプロ野球では
CMに入るタイミングもイニング毎に変わってきますのでその都度判断が必要になってきます。

以上の事を踏まえて、大きな課題は3つ!!
生中継ならではの流れを正確に把握する。
字幕オペレータさんに必要最低限のコメントで絶妙のタイミングで指示を出す。
字幕送出制御パソコンの操作を完璧にこなす。


今回の実験で、課題が浮き彫りになったのは大きな収穫だったと思います。
反省を踏まえ、スムーズな運用に一歩でも近づけるように次回も頑張りたい
と思います。
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