2005.06.02
■「日陰のアサガオ」を見て変わった小学生
夏の風物詩、アサガオ。
最近見なくなったと思いません?
アサガオを見ると、子供の頃の自分を思い出します(^^)
すごく暗い話ですけど。
私は逆子でした。
生まれた時、呼吸が止まっていた上に片足が曲がっていました。
お医者さんに『五体満足です』と言ってもらえなかったそうです。
そんな私は運動が苦手で、かけっこでもいつもビリ。
両親は私を見て『逆子やったからな。歩けるだけでもよかった』と言ってました。
私は『私は逆子やから、みんなと違う』と思って育ちました。
性格はとても、内向的でした(^^;)
体育の時間が嫌いでした。
無口な私は友達がなく、準備運動で2人組を作る時いつも1人だけ余るのです。
そして、先生と準備運動をするのがイヤでした。
休み時間も1人でいるのが好きでした。
でも1人でいるのを人に見られ、『友達おらへん』のがばれるのが怖くて、裏庭で花壇を見てました。
その裏庭は私だけの秘密の世界でした。
私はいつもそこで、空想の世界に入ってました。
そこには、理科の対象実験で『日陰のアサガオ』が植えられていました。
『日なたのアサガオ』は元気よく、のびのびと大きな鮮やかな色の花を次々に咲かせます。
『日陰のアサガオ』は葉も小さく、元気がありません。
実験するまでもなく、そういう運命なのです。
暗くて消極的な私は『日陰のアサガオ』に自分の姿を重ねずにはいられませんでした。
私の日課は『日陰のアサガオ』にせっせと水をやる事でした。
暗い小学生ですね(^^;)
でもある日、その『日陰のアサガオ』が1つだけ小さな花を咲かせました。
すごくきれいな、淡いピンク色です。
その花が一番きれいでした。
『日なたのアサガオ』よりも、ずっと。
その時、その花を見てうれしくて泣いてしまいました。
小学校2年生の時でした。
小学校3年生の時、向いに、転校生が引っ越してきました。
彼女は運動神経抜群で、可愛くておしゃべりでよく笑い、たちまちクラスの人気者になりました。
私から見て、彼女はまさしく『日なたのアサガオ』でした。
登下校を一緒にするものの、いつも私は話の輪から少し離れた所で、ぽつんと見ていました。
どうしてあんな風にぽんぽん会話が出てくるのだろう??
一体何をしゃべればいいのだろう。
どうしたらあんな風になれるのかなぁ?
毎晩、布団に入って考えました。
一生懸命ネタをくり、何をしゃべろうか頭の中でリハーサルしました。
ある日教室で、みんなの輪の中で会話がとぎれた時、今だ!とばかり、しゃべりました。
何がきっかけで、何をしゃべったかは思い出せません。
ただ必死になって、何度もリハーサルした内容をしゃべったんだと思います。
私がめちゃ緊張してる事にみな気がつかないようで、ただ私の方を見て、笑いながら聞いてくれて。
話終わった時、ほっとして全身の力が抜けました。
あ、私もみんなと同じように、おしゃべり出来るんだ…。
それから毎晩布団の中で、ネタくりとリハーサルの毎日です。
最初は必死の思いでしていたのが、だんだん楽しみになっていきました。
『明日こんな話をして皆に笑ってもらおう。』
その時、『人に何かを伝える事』の楽しさを感じました。
今、テレビ番組制作の仕事をしているのは、その時の影響かもしれません。
「日陰のアサガオは、ときどき、もの凄くキレイな花を咲かせる事がある」
私はまだ、ツボミですけれど(^^;)
夏の風物詩、アサガオ。
最近見なくなったと思いません?
アサガオを見ると、子供の頃の自分を思い出します(^^)
すごく暗い話ですけど。
私は逆子でした。
生まれた時、呼吸が止まっていた上に片足が曲がっていました。
お医者さんに『五体満足です』と言ってもらえなかったそうです。
そんな私は運動が苦手で、かけっこでもいつもビリ。
両親は私を見て『逆子やったからな。歩けるだけでもよかった』と言ってました。
私は『私は逆子やから、みんなと違う』と思って育ちました。
性格はとても、内向的でした(^^;)
体育の時間が嫌いでした。
無口な私は友達がなく、準備運動で2人組を作る時いつも1人だけ余るのです。
そして、先生と準備運動をするのがイヤでした。
休み時間も1人でいるのが好きでした。
でも1人でいるのを人に見られ、『友達おらへん』のがばれるのが怖くて、裏庭で花壇を見てました。
その裏庭は私だけの秘密の世界でした。
私はいつもそこで、空想の世界に入ってました。
そこには、理科の対象実験で『日陰のアサガオ』が植えられていました。
『日なたのアサガオ』は元気よく、のびのびと大きな鮮やかな色の花を次々に咲かせます。
『日陰のアサガオ』は葉も小さく、元気がありません。
実験するまでもなく、そういう運命なのです。
暗くて消極的な私は『日陰のアサガオ』に自分の姿を重ねずにはいられませんでした。
私の日課は『日陰のアサガオ』にせっせと水をやる事でした。
暗い小学生ですね(^^;)
でもある日、その『日陰のアサガオ』が1つだけ小さな花を咲かせました。
すごくきれいな、淡いピンク色です。
その花が一番きれいでした。
『日なたのアサガオ』よりも、ずっと。
その時、その花を見てうれしくて泣いてしまいました。
小学校2年生の時でした。
小学校3年生の時、向いに、転校生が引っ越してきました。
彼女は運動神経抜群で、可愛くておしゃべりでよく笑い、たちまちクラスの人気者になりました。
私から見て、彼女はまさしく『日なたのアサガオ』でした。
登下校を一緒にするものの、いつも私は話の輪から少し離れた所で、ぽつんと見ていました。
どうしてあんな風にぽんぽん会話が出てくるのだろう??
一体何をしゃべればいいのだろう。
どうしたらあんな風になれるのかなぁ?
毎晩、布団に入って考えました。
一生懸命ネタをくり、何をしゃべろうか頭の中でリハーサルしました。
ある日教室で、みんなの輪の中で会話がとぎれた時、今だ!とばかり、しゃべりました。
何がきっかけで、何をしゃべったかは思い出せません。
ただ必死になって、何度もリハーサルした内容をしゃべったんだと思います。
私がめちゃ緊張してる事にみな気がつかないようで、ただ私の方を見て、笑いながら聞いてくれて。
話終わった時、ほっとして全身の力が抜けました。
あ、私もみんなと同じように、おしゃべり出来るんだ…。
それから毎晩布団の中で、ネタくりとリハーサルの毎日です。
最初は必死の思いでしていたのが、だんだん楽しみになっていきました。
『明日こんな話をして皆に笑ってもらおう。』
その時、『人に何かを伝える事』の楽しさを感じました。
今、テレビ番組制作の仕事をしているのは、その時の影響かもしれません。
「日陰のアサガオは、ときどき、もの凄くキレイな花を咲かせる事がある」
私はまだ、ツボミですけれど(^^;)
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無題
初めまして、大学3年生のトシです。
小学校生の頃って今考えるとほんと、どーでもいいことで悩んでましたよね。
凄い稚拙で、物事に対する視野が極端に狭かった。
でも、夏の空は今より青く見えていたし、積乱雲も今より白く見えていたような気がします。
地球の環境が変わったんでしょうけど、自分の心の環境も変わってしまったんでしょうね。
破壊って言ってもいいかもしれません。
まだ、俺は大学3年で、多少はあの時代の心が残っています、たぶんですけど。
今のうちにフィルムに収めたいなぁ、あの頃の至純な胸の高鳴り。
そんなこと思いました。
また遊びに来ます。
よかったら俺のにも遊びに来てください。
よろしくです。
あと、大学3年生のうちにやっておくべきことってなんだと女社長さんは考えますか?
テレビ制作に携わりたい就活生からの質問です。
よろしくです。
小学校生の頃って今考えるとほんと、どーでもいいことで悩んでましたよね。
凄い稚拙で、物事に対する視野が極端に狭かった。
でも、夏の空は今より青く見えていたし、積乱雲も今より白く見えていたような気がします。
地球の環境が変わったんでしょうけど、自分の心の環境も変わってしまったんでしょうね。
破壊って言ってもいいかもしれません。
まだ、俺は大学3年で、多少はあの時代の心が残っています、たぶんですけど。
今のうちにフィルムに収めたいなぁ、あの頃の至純な胸の高鳴り。
そんなこと思いました。
また遊びに来ます。
よかったら俺のにも遊びに来てください。
よろしくです。
あと、大学3年生のうちにやっておくべきことってなんだと女社長さんは考えますか?
テレビ制作に携わりたい就活生からの質問です。
よろしくです。
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