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2007.05.02
 北海道社員旅行があと2週間ほどに差し迫ってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 私はと言いますと、先週の土曜日に新聞の広告で見つけた素敵な絵画展に行って来ました。その名も、『旭山動物園の物語あべ弘士の世界展」です。

 あべ弘士さんとは、25年間旭山動物園で飼育員をされ、現在は絵本作家をされている方です。アニメーション映画にもなった「あらしのよるに」の原作者で、作品をご存知の方もいるかもしれませんね。その日はちょうどあべ弘士さんと天王寺動物園の園長 宮下実さんとのトークイベントがあり、拝聴してきました。

 お二人は旧知の仲だそうで、動物園談議に花が咲いていました。まずはやはりというか、最近の旭山動物園の急激な入場者数の上昇について。日本だけではあきたらず、最近では海外からのお客さんも増えているそうです。しかし、あべさんは「お客さんが増えすぎて地元の子供たちが観に来られない」だから困っているという話をされていました。そこにはすかさず宮下さんは「贅沢な悩みだ」と突っ込みをいれていました。

 しかし、他の動物園もお客さんを呼ぶ努力をしていないわけではなく、宮下さんが園長を務める天王寺動物園でもさまざまな試みがされているそうです。例えば平成9年に日本初となるカバ舎をオープンさせました。カバは実は水底を歩く生き物なんですが、その姿をお客さんに見せたいと各地の動物園が挑戦しました。しかし、どこもうまくいかなかったのです。なぜかというと、カバさんは水中ですぐう○ちをして水を汚してしまうからです。カバは身を隠す為に、水中に入るとすぐにう○ちをするのだそうです。その習性にどこの動物園も水中のカバをお客さんに見せることができなかったのです。しかし、宮下さんは水を底から汲み出し、ろ過し、循環して使用する方法をとりました。さらにもうひとつ、現地アフリカに生息しているある魚をそのカバ舎に持ち込んだのです。その魚は、なんとカバさんのう○ちを食べてくれるんだそうです!!かばは非常に消化が悪く、食べたものはほとんどそのまま出てきてしまうんだそうです。そんな日本中の動物園ができなかったことを宮下さんが試みようと思ったきっかけは、お母さんかばが子供に水底でおちちをあげている姿をお客さんにどうしても見せたかったからだそうです。まだその夢は叶っていないそうなので、近い将来ぜひとも見たいものです。

このように素敵な話がたくさん聞けました。お二人の話を聞いていたらやたらと動物園に行きたくなりました。今から北海道の旭山動物園に行ける事をとても楽しみにしています。もちろん、作品展もとてもすばらしくかわいらしい動物たちがたくさん観れます。北海道に行く前に一度展示会に行くことをお勧めします!

  旭山動物園の物語
   あべ弘士の世界展 
  ■2007年4月25日(水)〜5月7日(月)午前10〜午後7時30
                    ※最終日は午後4時30
  ■大丸ミュージアム・梅田[大丸梅田店15階]

・事務所のマガジンラックにもこっそりあべ弘士さんの本を置いています。
                   
                      以上、イノウエでした。
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